CONTENTS OF PRODUCTS

木津川市の織物産地としては、日本一粗い織物が特徴です。
弊社は素材の特性をそのまま生かした織物壁紙・織物ふすま紙を製造しています。
天然素材ですが、決して単純でナチュラルカラーな製品だけではありません。
私たちは「粗い織物」の伝統技術を元に、素材も織物規格も幅広く挑戦し、製品にします。

Process

  • 整経(原糸から経糸を作る)

    原糸は、生地によって撚糸(ねんし)され、染色(せんしょく)された後、糸繰り(いとくり)されます。その糸の本数・幅をきめ、所定の長さに整えるのが、この「整経」という工程です。全幅を一度に行なう「全部整経」と部分ごとに効率よく行なう「部分整経」があります。

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  • 製織(緯糸を織り込む)

    実際の織工程です。レピアを使って緯糸を織り込むマシンとエアで緯糸を飛ばすマシンの2種類をつくる織物の特性に合わせて使い分けています。
    これまでに培ってきたさまざまな織技法を駆使することで、多彩な文様や柄、色彩を織り上げていきます。

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  • 検反(人の目で厳しくチェック)

    どんどんマシンが導入され、高速化、高精度化が進む織物製造ですが、生地の検品は人の目が頼りです。
    少しの引っかきキズやほとんど目につかないような汚れでも、キャリアを積んだスタッフの目にかかれば、あっという間にチェックされ修正されてしまいます。

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  • 裏打ち(貼り合わせ)

    製織された生地と裏打紙を貼り合わせます。様々な生地に合わせて、シワやゆがみがないように確実に貼り合わせることが可能です。

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  • 加工(デザインや性能をプラス)

    用途に応じてホツレ止加工・防燃加工・撥水加工・ミュージアム用加工を施したり、カラー糊・ラメを塗布したりします。天然素材製品の施工時の伸び縮みを計算して防ぐ為の工程も致します。

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  • 裁断・梱包・出荷(最終検査)

    すべての製品を人の目で最終検査を行うとともに、御希望の長さに裁断します。要望に応じて、段ボール・クラフト紙・シュリンク梱包を致します。コンピューターによる自動倉庫に製品を在庫し、必要なときに必要なだけの出荷が可能です。国内用に1本ずつからパレット単位での輸送、輸出用に船便・航空便に対応しています。

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